汗とニオイについて「2つの汗腺とそこから出る汗の違いとは?」

2つの汗腺

「汗腺」とは人間の体の汗が出てくるところで、主に皮膚の表面にあります。 私たち人間にとって「汗をかく」ということは非常に重要なことで、体温調節などいろいろな役割があります。 実はこの汗腺には「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。両方とも汗をかくためのものであることには変わりはないのですが、 体の場所によって汗腺の種類が異なっており、そこから出る汗の種類も大きな違いがあります。

「エクリン腺」

エクリン腺は人間の体のほぼ全身にある汗腺で、皮膚の表面の比較的浅いところにあります。 基本的に人間が出す汗はこのエクリン腺から出るエクリン汗と呼ばれるもので、 ほとんどが水で構成されています。 アポクリン腺から出る汗に比べミネラルなどの汗に含まれる分泌物は少なく、全体の約1%ほどしかありません。 そのため、ふだんかく汗は無色で無臭なのです。 ですが、エクリン汗を細菌が分解することで、あの酸っぱい感じの「汗臭い」ニオイが発生するのです。 なのでほとんど水といっても、しっかりとケアが大事なのです。

「アポクリン腺」

アポクリン腺は体の限られた部分にしかなく、主に脇の下や耳などの特定の場所やデリケートゾーンに集中しています。 皮膚の表面にあるエクリン腺と違い、毛根部分にあります。 ですので毛が生えていないところにはアポクリン腺はありません。 アポクリン腺は性ホルモンの影響を強く受けるので、思春期になると活動しはじめて徐々に活発になっていきます。 ほとんど分泌物を含まないエクリン汗に比べて、アポクリン腺から出る汗は、タンパク質や脂質、アンモニア、鉄分など 多くの物質を含んでおり、粘り気が少しあるので皮膚の表面にいる、常在菌がつきやすい傾向にあり、臭いの原因になりやすいのです。